7.開発実施
「アクティビティー・リスト」
・開発実施作業の準備
・開発実施環境の設定
・モジュール作成と単体テスト
・テスト仕様作成
・統合テストa
・システム・テストの計画と準備
・統合テストb
<成果物>
(1)統合テストa(コンポーネント間統合テスト)済プログラム
(2)モジュール仕様書
(3)テスト計画書
・統合テストa計画
・統合テストb計画
・システム・テスト計画
(4)テスト仕様書
・単体テスト仕様
・統合テストa仕様
・統合テストb仕様
(5)システム・テスト環境
(6)カットオーバー基準
(7)統合テストb(サブシステム間統合テスト)済プログラム
<開発基準>
・コンポーネントとモジュールが定義され、コンポーネント間、モジュール間の
インターフェース仕様が完成していること
・共通モジュールが設計され、ソフトウェア部品の利用方針が確立されてこと
・モジュール構造について、実装の観点でのレビュー/インスペクションが
テクニカル・アドバイザーなどを交えて完了していること
・ウィンドウ仕様や帳票レイアウトなど、ユーザー・インターフェース仕様が
作成され、利用部門を交えて評価と検証がなされていること
・データベース仕様、ファイル仕様が完成し、利用部門やスペシャリストを
交えた検証がなされていること
・デッドロック回避のための、全データベースの統一したアクセス順序の制約
が定められ、データベース処理の設計についての妥当性が検証されていること
・内部設計の結果に基づいて外部仕様が更新されており、内部仕様との矛盾がないこと
また、更新された外部仕様についてユーザーとの合意がなされていること
・内部仕様及びプラットフォーム要件に基づいて、キャパシティー/パフォーマンス
の検証がなされ、実現のための必要十分なシステム資源が手当されていること
・開発実施以降のWBSが詳細化され、マスター・スケジュールに基づいて、適切な
作業スケジュールにブレークダウンされていること
・開発実施とテストの要員の手当ができており、組織図があること
・開発実施とテストの進め方のガイド、及びシステム稼動に至る作業内容が
明確化されており、レビューされていること
・開発用の機器やツールなど、必要十分な資源が割り当てられていること
・テストの全段階を網羅したCTP(テスト方針書)が完成していること
・開発実施以降に必要なテスト・ツールが設計/準備されていること
・進捗管理手順、変更管理手順、問題管理手順、及びライブラリー管理手順が
できていること
<完了基準>
・システム/サブシステム内の機能及びモジュール相互間/コンポーネント
相互間までのインターフェースが検証済であること
・テストのカバレッジが明確であること
・計画された全テスト・ケースが実施され、95%以上が正しく検証されていること
また、残りのケースの検証時期と手段が定められ記述されていること
・外部仕様書/内部仕様書に対する変更管理が正しく実施されていること
・発生した問題が記録され、問題管理が適切に実施されていること
・残存バグの個数が一定の基準以下であること
例)
重要度1 : 2件
重要度2 : 7件
重要度3以下 : 20件
・サブシステム間統合テスト(Itb)の環境及びテスト・データの準備が整っていること
(Itbを実施するケースのみ)
・キャパシティー/パフォーマンスの測定による検証が完了し、オーバーフローの恐れが
ないこと
・プロジェクトのトータル・コストが再見積りされ、予算内に収まること
※Itbが実施されない場合(サブシステム化が行われない場合)、さらに以下が追加される。
・全開発対象ソフトウェアが開発済であること
・システム・テストに必要な詳細計画、テスト環境、大半のテスト・ケース、
テスト・データ/DBが揃っていること
・リグレッション・テスト環境が整えられていること
・システム・テストの作業計画が作成され、システム環境や、テスト・チームと
関連部門(利用部門/購入者)の体制/役割負担/権限責任など協力体制について
利用部門(購入者)との合意が取れていること
・カットオーバー基準が必須項目に展開され、各項目の基準値が妥当な値に設定
されていること。また、利用部門(購入者)と合意されていること
※サブシステム間統合テストの完了基準は以下のとおり。
・全開発対象ソフトウェアが開発済であること
・サブシステム間のインターフェースが全量検証済であること。未検証のインターフェース
が残っている場合、システム・テストの早い時点で検証される計画であること
・計画された全テスト・ケースが実施され、95%以上が正しく検証されていること
・残存バグの個数が一定の基準以下であること
例)
重要度1 : 2件
重要度2 : 7件
重要度3以下 : 20件
・キャパシティー/パフォーマンスの測定による検証がこの局面に予定された内容に
ついて完了し、オーバーフローの恐れが無いこと
・システム・テストに必要な詳細計画、テスト環境、大半のテスト・ケース、
テスト・データ/DBが揃っていること
・リグレッション・テスト環境が整えられていること
・システム・テストの作業計画が作成され、システム環境や、テスト・チームと
関連部門(利用部門/購入者)の体制/役割負担/権限責任など協力体制について
利用部門(購入者)との合意が取れていること
・カットオーバー基準が必須項目に展開され、各項目の基準値が妥当な値に設定
されていること。また、利用部門(購入者)と合意されていること
大項目の例)
・品質の要件
・キャパシティー/パフォーマンスの要件
・運用の要件
・移行の要件
・保守拡張の要件
・契約履行の要件(SIプロジェクトのケース)
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