外部設計
「アクティビティー・リスト」
・サブシステムの定義
・外部仕様の基準作成
・システム機能仕様の作成
・新適用業務フローの作成
・ユーザー・インターフェースの設計
・データベースの設計
・システム処理機能の記述
・移行の設計
・運用・障害対策・セキュリティーの設計
・プラットフォーム構成の確認
・外部仕様書の編集
・内部設計以降の開発計画作成
「外部仕様書に含む項目の例」
1)新システム概要
・新システムの目的
・適用業務システムの構成と機能概要
・新システムの基本要件、前提条件/制約事項など
2)システム構成
・プラットフォームの構成(ハードウェア/ソフトウェア/ネットワーク)
・適用業務プログラム構成
3)システム機能仕様
・外部コード表
・外部入出力一覧
・DFD新物理モデル
・他システムやサブシステム間のインターフェース仕様
4)新適用業務フロー
5)ユーザー・インターフェース仕様
・業務イベント一覧表
・ウインドウ入出力一覧、ウインドウ・フォーマット(ハードコピー可)
・ウインドウ仕様(データの表示条件/タイミング、チェック仕様、
グラフや画像の仕様など)
・ウインドウ状態遷移図
・ウインドウ操作仕様
・入出力帳票一覧、帳票レイアウト(ハードコピー可)
6)データベース仕様
・データベース/ファイル一覧(名称、目的、編成方法、データ量など)
・データベース仕様(テーブル関連図、テーブル定義書、索引一覧)
・ファイル仕様(アクセス方式、ファイル編成、保管期間)
・データベース障害対策記述
・データ・ディクショナリー(更新済み)
7)トランザクション/バッチ処理記述
8)移行仕様(「移行仕様書」として別冊も可)
・システム移行の基本方針
・システム移行仕様(移行データ、移行方法、移行サブシステム仕様)
9)運用・障害対策仕様(「システム運用・障害対策仕様書」として別冊も可)
・システム運用の基本方針
・システム運用手順(クライアント運用/サーバー運用、センター運用)
・運用障害サブシステム仕様
・バックアップ/リカバリー手順
・セキュリティーに関する仕様
10)プラットフォーム構成と仕様
<開始基準>
(1)要件定義の品質
・システム化の目標が明確であり、スポンサー/利用部門と合意されていること。
・システム化に対する前提条件/制約条件が明確なこと。
・稼動環境と開発環境のプラットフォーム要件が確定していること
・新論理モデルがDFD4点セットで完成していること
・扱うデータ項目の全量が抽出され、データ・フロー記述、データストア記述
が作成されていて、全てのデータの流れに一貫性/整合性があること
・処理機能記述によって、データ項目の変換ロジックや導出データの処理ロジック
も含めデータの流れの整合性が確認できること
・新要件の取り込め箇所が明確であり、システム化ニーズとの合致していて、
個々の要件との対応付けが可能なこと。
・データ項目がネーミング・ルールに則って記述され、データ・ディクショナリー
が作成されていること
・データ・ストアが正規化されていること、また、データ・プロー記述、データストア
記述について、バッカスーナウア式表記などを用いて、その構造が明確に記述
されていること
・ER図が完成し、新論理DFD(データ・フロー、データ・ストア)との対応付けが
明確なこと
・開発対象範囲が定められ、データ・フローとデータ・ストアの各データ項目の
データ量の見積りが得られていること
・対象業務プロセスの実現手段が決定していること
・業務プロセスとの関連、GUI,操作性なども含めて、ユーザー・インターフェース
についての要件が確定していること
・他システムとのインターフェースについての要件が確定していること
・キャパシティー/パフォーマンス、信頼性、安全性、セキュリティーなどに
ついての前提要件が、実現性の検討も含めて確認され定義されていること
・要件定義書について、プロジェクト・オーナーや利用部門との合意が文書上で
なされていること
(2)外部設計開始のフィージビリティー
・PMPが作成され、外部設計以降のWBSが作られていること
・外部設計以降のマスター・スケジュールが作成済で、WBSと一致していること
・ウォークスルーやインスペクション、エンド・ユーザーやテクニカル・アドバイザー
を交えたレビューなど、外部設計の品質管理の仕組みが確定されていること
・外部設計以降の進捗管理のj方法が確立されていること
・外部設計以降の開発方法、開発環境と使用ツール、標準/手順/ガイド類に
ついて確立されていること、もしくは、標準/ガイド類については外部設計の
作業開始までに完成あせるプランがあること
・プロトタイピングを適用する場合や繰返し型の開発工程を取る場合、その目的
繰返しの回数、期間やコストに対する優先順位の考え方、完了基準、変更管理の
仕組みなど、管理方法が明確にされ、利用部門との合意がなされていること
<完了基準>
(1)外部仕様の品質
・サブシステムが識別され、サブシステム間のインターフェース仕様が完全に
記述されていること
・他システムとのインターフェース仕様が完成していること
・OS、ミドルウェア、DBMS、ネットワーク、開発ツール、ソフトウェア部品、
開発言語など、使用するプラットフォームの構成と仕様が確定していること
・サブシステムのコンポーネントが定義され、コンポーネント間のインターフェース
仕様が完成していること
・各サブシステムごとの機能が構造化記述されていること
・業務イベントの分析に基づいて、ウィンドウ仕様(ウィンドウ・フォーマット、
ウィンドウ状態遷移図、ウィンドウ操作仕様)や帳票レイアウトなど、
ユーザー・インターフェース仕様が作成され、利用部門を交えて評価と検証
がなされていること
・データベース仕様、ファイル仕様が完成し、利用部門やスペシャリストを
交えた検証がなされていること
・デッドロック回避のための、全データベースの統一したアクセス順序の制約
が確立され、データベース処理の設計についての妥当性が検証されていること
・移行の方針が定められ、移行仕様が作成されていること
・運用と保守、セキュリティーの方針が定められ、運用・障害対策仕様、
セキュリティーに関する仕様が作成されていること
・要件定義時点での未決事項は全て解決済みであること
・外部設計の未決・保留事項が全てリストアップされ、早期解消のアクションが
定められて、そのための再作業量が5%未満であること
・キャパシティー/パフォーマンスの見積りがなされ、予想される資源のコスト
が予算内に収まること
・外部仕様書について、、スペシャリストを交えて品質の検証がなされていること
・外部仕様書について、スポンサー側(利用部門とマネジメント)との合意が
文書上でなされていること
(2)プロジェクト遂行のフィージビリティー
・開発工数が見積もられ、予想されるプロジェクト・トータルの予算内に収まること
・マスター・スケジュールが確定し、サブシステムが明瞭な形での
アロー・ダイアグラム(PERT図)が記述されていること
・内部設計以降のWBSが詳細化されていること
・内部設計の早期でのテスト計画完成のプラン、及びテスト全体のストラテジー
が記述されていること
(3)内部設計開始の準備
・要員の手当てができており、体制図があること
・内部設計作業の進め方のガイドができており、レビューされていること
・マスター・スケジュールに基づいて、適切な作業スケジュールに
ブレークダウンがなされていること
・変更管理の手順が確立されていること
・品質管理、進捗管理の方法が記述され、準備ができていること
<システムテスト>
・新機能(正常/異常/復旧):New Function Testing
・回帰 :Regression Testing
・負荷 :Load/Stress Testing
・環境変化 :Enviroment Simulation
・パフォーマンス測定 :Performance Measurement Testing
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment