内部設計
「アクティビティー・リスト」
・サブシステム内部構造の設計
・内部仕様の基準作成
・共通処理機能の設計
・プログラム機能仕様の作成
・データベースの記述
・モジュールの定義
・システム性能／容量の検証
・テスト方針書の作成
・テスト環境の整備
・内部仕様書の編集
・開発実施の計画
「内部仕様書に含む項目の例」
１）プログラム機能仕様
・プログラム構造図
・プログラム機能仕様（コンポーネント・レベル）
・共通処理機能仕様
・モジュール構造記述
２）データベース記述
３）システム性能／容量分析書
添付）プラットフォームの仕様
＜開始基準＞
（１）外部仕様の品質
・サブシステムが識別され、サブシステム間のインターフェース仕様が完全に
記述されていること
・入出力、データベース、他システムとのインターフェース仕様が完全に
記述されていること
・機能が構造化記述されていること。
・機能仕様、データベース仕様、ユーザー・インターフェース仕様など、
外部仕様の各各の要素について、テクニカル・アドバイザーなどを交えた
インスペクションが実施され、ユーザーを含めたレビューが完了していること。
・デッドロック回避のための、全データベースの統一したアクセス順序の制約が
確定され、データベース処理の設計についての妥当性が検証されていること。
・OS,ミドルウェア、DBMS、ネットワーク、開発ツール、ソフトウェア部品、
開発言語など、使用するプラットフォームの構成と仕様が確定していること。
・移行サブシステムの外部仕様が定められ記述されていること。
・運用・保守の方針が定められ記述されていること。
・外部仕様書について、利用部門やマネジメントからの合意が文書上で
なされていること。
（２）内部設計開始のフィージビリティー
・内部設計の要員の手当が出来ており、組織図があること。
・内部設計作業の進め方のガイドが出来ており、レビューされていること。
・テスト全体のストラテジーが記述されていること。
・マスター・スケジュールに基づいて、内部設計以降のWBSが適切にブレークダウン
されていること。
・変更管理の手順ができていること。
・内部設計以降の進捗管理の方法が確立されていること。
・ウォークスルーやインスペクションなど、内部設計の品質管理の仕組みが
確立されていること。
＜内部設計の完了基準＞
（１）内部仕様の品質
・プログラム構造と扱うデータが確定していること。
・コンポーネント、モジュールが識別され定義されていること（インターフェース／
リンケージの記述、使用データ構造の記述を含む）
・コンポーネント・レベルの機能仕様が構造化記述されていること。
・成果物の品質がレビューされていること。
・外部設計時点での未決事項はすべて解決されていること。
・内部設計での未決・保留事項がすべてリストアップされ、かつ早期解消のアクション
が定められており、そのための内部設計の再作業が５％未満であること
（インクリメンタルや繰返し型の開発工程を取る場合は、次回の作業計画に
これらが組み込まれていること）
・内部仕様およびプラットフォーム要件に基づいて、キャパシティー／パフォーマンス
の検証がなされ、実現のための必要十分なシステム資源が手当されていると
同時に、資源のコストが予算内に納まること。
・移行システムの内部設計の進捗が予定の状態に達していること。
・内部設計の結果を踏まえて、外部仕様が更新されており、内部仕様との矛盾が
ないこと、また、更新された外部仕様につき利用部門やマネジメントと合意されていること。
（２）プロジェクト管理
・テストの全段階を網羅したCTPが完成していること。
・開発実施以降のWBSが詳細化されていること
・開発工数が再見積りされ、プロジェクト予算内に収まること。
（３）開発実施およびテストの準備
・要員の手当てが出来ており、組織図があること。
・開発用の機器やツールなど、必要十分な資源が割り当てられていること
・開発実施の進め方のガイド及びシステム稼動に至る作業内容が明確化されており
レビューされていること。
・マスター・スケジュールに基づいて、適切な作業スケジュールにブレークダウン
がなされていること
・進捗管理手順ができていること（カットオーバーまでを見越したもの）
・変更管理手順ができていること（カットオーバーまでを見越したもの）
・問題管理手順ができていること（カットオーバーまでを見越したもの）
・ライブラリー管理手順ができていること（カットオーバーまでを見越したもの）
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